北海道キャンピングカーの旅2026-67 野幌

9月16日 江別市 野幌森林公園 大沢口 駐車場

最低気温10℃、朝7時12℃、ちょっとだけFFヒーターのお世話になる。
今日は昨日いけなかった開拓の村に行きました。
ちょっと遅いお昼を村の食堂で暖かい鰊蕎麦を頂きました。
暖かい蕎麦を頂くのは本当に久しぶりだ。
体も秋を感じてるのでしょうね。
開拓の村、悪くはない。でも、テーマのないテーマパークて感じで、見終わったあと何が残ったのか掴みにくい。
開拓の村は、一軒一軒を見ると面白い。農家、商店、学校、神社、鉄道関係……建物もよく残してある。でも、それらが広い敷地に並んでいて、「北海道の開拓とは結局何だったのか」という一本の物語が弱い。だから「次はこの建物、その次はあの建物」と歩いているうちに、だんだん野外建築展示場みたいになってくる。
昨日の北海道博物館とは、そこがかなり違うんだと思う。博物館では明治以降、戦前、戦後と時間が流れていた。だから展示を進むほど北海道がどう変わったかが見えてくる。一方、開拓の村は時間が止まっていて、いろんな時代・地域から移築された建物が同じ空間に並んでいる。こちらからテーマを拾って歩かないと、物語になりにくい。
それと、あの広さは年寄りには、ちょっと辛い😂。
建物を見るたびに入って出て、また歩く。北海道開拓の苦労を、足腰で体験させる必要はないんだべさ。

 

此処には石ころ(碑)らしきものは何処にも見あたりません。
ただ一つだけ、今日の碑は、正面に「天照大御神」。そして五面を見ると、
この五角柱は、ちゃんと名前のある 「地神碑(じじんひ)」 です。開拓の村のものについて記録があり、明治34年(1901)3月21日建立、札幌軟石製。五面は次の五柱です。 
  • 天照大御神 — 天照大神
  • 大己貴命 — 大国主命にあたる神>
  • 稲倉魂命 — 穀物・食物にかかわる神
  • 誉田別命 — 応神天皇
  • 少名彦命 — 少彦名命
地神碑は、春に五穀豊穣を願い、秋に収穫を感謝する農耕信仰の碑です。札幌市の資料でも、典型的なものは五角柱で、五面それぞれに農業・土地に関係する神を刻むと説明されています。 
つまりこれは、「畑の神様を五柱まとめて祀った石の祭壇」らしいです。
そして北海道らしいところ
札幌市によれば、この五角柱型の地神信仰は徳島県を中心とする瀬戸内地方に由来し、北海道では徳島県人の入植地に多いとされています。 

 

建物だけ見ていると「昔の家がいっぱいある」で終わる。でも、この一本の石を読むと、
故郷を離れて北海道へ来た人たちが、農業を始め、金を出し合い、故郷から持ってきた信仰を北海道の土に据えた。
という「開拓」が急に人間の話になる。
しかも建立は明治34年3月21日。120年以上前だ。 
昔の人も石を拝みながら厳しい開拓に挑んでいたのですね。
僕の好きな神社がありました。
信濃神社、旧信濃神社そのものは、明治30年(1897)建立。昭和53年に現社殿(厚別?)へ建て替えられ、旧社殿は昭和53~55年ごろ開拓の村へ移築・復元されています。
此処の狛犬かなり濃い顔でかっこいいですね。
阿形も吽形も、ギョロ目、大きな鼻、長い顎鬚、太い牙。北海道で見てきた狛犬の中でもかなり癖が強い。特に吽形は「狛犬」というより、頑固な開拓爺さんが睨んでいるみたいだ。
しかも「奉納」だけを堂々と残して、誰が奉納したかを前面に出していない。
石工の名前も奉納年も刻まれていない。
開拓村の神社として眺めると、それも妙に味がある。
「誰が建てたかは分からない。でも百年ほど経って、狛犬だけはまだここにいる。」

 

今日は随分と歩いたな。陽もだいぶ傾いて来た。
さっきまで高校生の団体で騒がしかったが、秋風の中、彼らがいなくなって静かな村を歩くのはかなり気持ち良いし、昔にタイムスリップしたみたいだ。
高校生達の声が消えた途端、村そのものの時間が変わった感じだ。
さっきまでは「見学する施設」だったのが、今は秋風の中に古い家や馬車や神社がぽつんと残っていて、明治や大正の村に僕だけが取り残されたような時間だ。
むしろ開拓の村は、この時間帯からがいいのかもしれないね。展示物を一つ一つ理解しなくてもいい。ただ古い道を歩いて、風の音を聞いている。それだけで十分。
「テーマのないテーマパーク」も、人がいなくなると逆にその「テーマのなさ」が良くなる。
何を感じて帰ればいいのか分からない。
だから、好きなものだけ拾って帰ればいい。
狛犬ちゃんと、神様の石ころと、秋風と…….。
なかなか良い散歩になったな、でも疲れた。

 

此処ではまだ向日葵に紫陽花が咲いている。何回見ても不思議だ?

 

昨日はお風呂に入れなかったので、近くの「森林公園温泉きよら」でお風呂を頂く。
家族湯と公衆浴場があり、サウナなんかもあるみたいです。
結構混み合ってはいたが、何より500円と安いのが良い。
帰り道、駐車場の入り口のすぐ手前に何やら雰囲気の良さそうなcafeがある。
覗いてみたが、営業時間外だった。
明日の昼にでも立ち寄ってみよう。
今日も夜は真っ暗で静かな公園の駐車場で、ゆっくりと飲んで寝ます。
お休みなさい🌙💤

 

 

 

今夜のBGMはAlma NaiduのAlma

 

 

“北海道キャンピングカーの旅2026-67 野幌” に対して2件のコメントがあります。

  1. エルショコアデルパパ より:

    コメントさせていただきます!
    我が家はすっかりSamさんのブログファンで、家内も陰でしっかり愛読しています(笑)。
    「素敵な写真がいっぱい!」と大絶賛でした。

    ブログを読みながら一生懸命自分を納得させて北海道行きを諦めたのですが、
    やっぱりダメですね……見れば見るほど悔しくなってきます。

    あ~~~!やっぱりめちゃくちゃ残念で悔しいです!!(笑)

  2. sam より:

    パパさん、コメントありがとうございます。

    まずは、皆さん無事に帰られたとのこと、何よりです。

    デュカトでは、旅の途中で動かなくなり、レッカーで帰還したという話を聞いたことがありますが、国産車でもこんな大変なことがあるんですね。
    楽しみにされていた北海道旅行だけに、悔しいお気持ち、お察しいたします。

    でも、その分、来年のリベンジの楽しみが増えたということで、これからまた新しい旅のプランを考えるのも楽しみになるのではないでしょうか。

    何より、私のような一人旅ではありませんので、ご家族の安全を第一に考えて早めに帰還されたのは、正しい判断だったと思います。

    また来年、北海道のどこかでお会いできたら嬉しいですね。
    再会できる日を楽しみにしています。

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